神津の森 樹木と島の人々の物語

島にはたくさんの民話や伝承、ストーリーが残っています。
樹木や神社仏閣と共に暮らしてきた島の人々。
どんな物語があるのか神津の森をのぞいてみましょう♪

神津島の
主な樹木たち

謎の石立いしだて

とても神秘的な「謎の石立」。島民の方が名付けて、看板を立てたことに始まりその後多くの人が訪れるようになったエリアです。そこに佇むと、不思議な風を感じます。木と石と地衣類のパワーをたっぷりもらえるとても神秘的な樹木ですね。

※岩の模様にある、地衣類とは、菌類と藻類(主に緑藻やシアノバクテリア)が共生関係を結んでできた複合体です。分類学上は、その複合体を構成する菌類(共生菌)のことを地衣類とみなします。

他にも面白くて魅力的な樹木や植物が
たくさんあります!
一緒に見ていきましょう♪

神津島の人々と
樹木の関わり

長く神津島に住まわれてきた島民の方々には、
どのような樹木との関わりがあったのでしょうか?
お話を伺いました。

島の伝説やお噺

  • 自然の生命力・明日葉

    明日葉はセリ科の野菜であり、年間を通じて収穫できることで知られています。その中でも、春と秋に採れる明日葉は特に美味しいとされています。その名前は、今日採っても明日には新しい芽が出てくるほどの強い生命力から「明日葉」と名付けられたと言われています。

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  • 生活に密着した樹木・竹

    神津島では、シノダケ(メダケ)が生活に密着した資源として古くから利用されてきました。メダケはイネ科の多年生常緑笹で、細くて柔らかいことから名付けられました。神津島で竹がどのように利用されていたのか見てみましょう。

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  • 思いを届けるお参り

    長浜海岸の奥深く、静かに鎮座する阿波命神社は、その歴史と格式の高さから多くの参拝者を迎えています。この神社の鳥居や本殿前の階段には参拝者が供えた平らな小石が見受けられます。これらの小石は波に洗われた砂と共に供える「潮花(しおはな)」と呼ばれるもので、神社に伝わる特別な習わしの一つです。

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  • 女神がひらいた賑やかな宴

    長浜に近い「めいし」という地区の傍には、二本の古い松の木が立っています。これらの松は、昔からこの場所を通ると三味線と太鼓の音が聞こえると村人たちに伝えられており、「三味線松」と「太鼓松」と呼ばれています。

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  • 信仰心厚い神津島

    むかし昔、島の家々が大変に貧乏だった頃のことです。どこの家でも食べるものが少ないので、おばあさんたちは少ししか食べようとはしません。又三の家のばあさんも同じでした。「おらぁ食うもんばいいよ」おばあさんは、言いました。でも家の人はおばあさんになるたけ食べさせようとしました。

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