「山」タグの一覧｜神津島観光ガイド公式サイト

Highlights
天上山のみどころ

海、池、砂漠。
コロコロと変わる
景観を楽しむ

神津島の中央にそびえ立つ天上山は、標高572mと低山ながらさまざまな表情で登山者を楽しませてくれます。海を背に登る黒島登山道、神秘的な林道を行く白島登山道。台形状に広がる頂上部では、低木帯や池、白地の砂漠など、日本とは思えない不思議な景色が見られます。東側の断崖の縁には、新東京百景に選定された展望地もあり、伊豆諸島の島々が眺望できます。不動池や表砂漠などにはテーブルとベンチがあるので、お弁当を広げてランチ休憩におすすめ。

実はまだまだ若い山
不思議な景観を
見られるのは「いま」だけ

西暦838年、平安時代の噴火によってできた天上山は、山としては成長初期。軽石や火山灰が堆積した地盤は雨水を透過しやすく、加えて冬の西風のため土壌が成熟していません。そのため高木が少なく、シダや海浜植物、山地性の植物までが、ひとつの山で一度に観察できるという珍しい植生が楽しめます。ゆくゆくは緑に覆われていくと思われる天上山。この不思議な景観はいまの時代だけの貴重なものかもしれません。

心をいやす四季の花々

山頂部では一年を通して四季折々の花が咲き、「花の百名山」にも選ばれている天上山。開花時期に合わせて、花を目当てに登る人も多くいます。本土と陸続きになったことのない海洋島ゆえの、伊豆諸島独自の植物にも出会えます。554種の花を紹介している「神津島花図鑑」は観光協会で販売中。

【春】神津島を代表する花、オオシマツツジ。砂漠の白に映えるピンクの花が登山者を楽しませる。
【夏】上部の草地に見られるサクユリ。伊豆諸島固有変種。
【秋】鮮やかな薄紫色の花を咲かせるリンドウは晩秋の登山者に人気。
【冬】島特有のツバキが花をつける様子がかわいらしい。

Useful Information
登山のためのお役立ち情報

持っていくと便利な
おすすめアイテム

リュック

20～25ℓの低山用ザック。余裕をもって弁当・水筒等が入る大きさ。
ゴミ袋

ゴミの持ち帰りは登山のマナー。取り出しやすいところにゴミ袋を。
ペーパー類

ランチタイムやお手洗い、怪我したときなどにあると便利。
お弁当

雄大な景色を見ながらのお弁当は格別。登山口付近に店舗なし。
水分（夏場なら２リットル）

水分補給は重要。保温性のある水筒を。登山口付近に自動販売機等なし。
地図

コースや目安時間などが書かれた神津島天上山山頂MAP。観光協会などにある。
タオル

汗を拭いたり、寒いときはマフラー代わりにも。速乾タオルがおすすめ。
レインウェア

島の天気は変わりやすく突然の雨もよくあること。防寒対策にも。
救急箱

万が一の時の必需品。滅菌ガーゼ、絆創膏、ハサミなど応急処置道具。
日焼け止め

天上山には日陰がないので日焼け対策をしっかりと。

登山お役立ちQ&A

お昼ごはんはどこで買えるの？

登山口付近に商店はないので、村の中心部にある商店で事前に買っていきましょう。飲み物や菓子までいろいろ買うなら「スーパーまるはん」、美味しいパンなら「藤屋ベーカリー」、醤油めしと海苔のおにぎりが人気の「関庄商店」などがあります。「まさき」は前日までのご予約でおにぎり弁当を作ってくれます。
登るときのベストシーズンは？

天上山は通年で登山が可能ですが、季節の花が咲き、比較的気候も穏やかな春と秋がベストシーズンです。特に5月中旬は、開花したオオシマツツジを見ようと多くの登山者で賑わいます。背の高い樹木がないため夏は暑さをしのげる場所がなく、冬は島特有の強い西風が毎日のように吹くため注意が必要です。
ガイドさんに案内してもらいたい

天上山を最大限に楽しむためには、ガイドさんと一緒に登るのがおすすめ。天上山の成り立ちや特徴、季節の花、絶景ポイントなどを教えてくれ、下山時間もコントロールしてもらえます。
帰りに温泉に入りたい

登山の後はやっぱり温泉。神津島温泉保養センターは自然の岩場を利用した露天風呂が人気の温泉です。夕陽や星空を見ながら入れば、疲れた体もいやされます。
子供や初心者でも登れるの？

標高572mの低山で登山道も整備されているので、お子様や初心者でもチャレンジしやすい山です。初心者向けのコースのスタート地点は白島6合目。地図を見ながら進みましょう。お子様はおおむね6歳以上の安全管理のできる年齢がいいでしょう。お子様から目を離さないようご注意ください。
どんな服装で登るといいの？

上着：軽量で暖かく、前面にファスナーがついていて温度調節ができるもの
登山用ストック：足の負担を軽減。縮められるタイプが持ち運びに便利。登山口にも貸し出し用の杖あり
帽子：熱中症予防・日焼け防止に、つばの広めなタイプがおすすめ。
ズボン・タイツ：乾きにくい綿 100% のものは避け、動きやすく化学繊維のものを。
トレッキングシューズ：ねん挫などの予防のためハイカットのシューズがおすすめ。厚手の靴下を